スタッフ日記

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2007年01月09日
明天計画

明けましておめでとうございます。
今年も「puujee」をよろしくお願いいたします。
以前お伝えしたチベットの少女のことを報告します。
足に腫瘍ができてしまったが、病院に行くお金がなく困っていた少女のその後です。
12月、凍結したメコン川を遡って少女の放牧地に行って来ました。
少女を西寧の病院に入院させるために引き返した関野吉晴さんに同行してです。
結果は驚くほどのハッピーエンドになる可能性が大きくなりました。
まず、西寧の病院で少女の足は骨肉腫ではなく、奇形である可能性が相当に高いことが
分かったこと。
これには本当に救われました。奇形によるものなら手術で完全に良くなるからです。
もう一つ・・・
今回のことに関して医師で登山家の増山茂氏に協力して頂き、青海大学付属病院の
協力を得られることになりました。
付属病院の先生が北京政府と交渉した結果、
なんと、なんと経済的に病院に行くことができない子供たちを救済する制度があることが
分かったのです。
「明天(明日)計画」と呼ばれる制度で、手術で完治する病気に関してのみ中国政府が
治療費、入院費、付き添いの家族の滞在費まで100%出してくれるというのです。
しかも、起源はこの1月末まで。滑り込みで間に合いました。
こういう制度があることを、少女が住んでいる村や県の役所は全然把握していなかったのです。
もちろん、我々も。
少女の家族のように辺境に住む遊牧民たちが大きな病にかかった時、
今回のように北京政府まで救済を求めていくことは事実上不可能です。
途中の中央政府レベルで切り捨てられてしまうからです。
事実、この制度を利用することができた子供たちの多くは都市生活者のようです。
今回は本当に特殊なケースです。
でも、何はともあれ、少女が助かる可能性がものすごく大きくなったことは万々歳です。
良かった・・・・
お知らせします。
(やまだ)


山田 和也 監督作品
2006年/日本映画/長編ドキュメンタリー/カラー/110分/puujee製作委員会
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