スタッフ日記

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2007年09月07日
東京ー阿倍野ーソウル、そしてサンダンス映画祭へ

新グレートジャーニーはようやく朝鮮半島の南端釜山まで到達。
後は対馬海峡を渡るのみです。
ということで一時期帰国中です。
韓国滞在中に韓国のEBS国際ドキュメンタリー映画祭で「puujee」がグランプリを受賞するといううれしい事件が起きました。
74ヶ国から参加したドキュメンタリー292本がまず58本にしぼられ、韓国の教育チャンネルEBSで連日連夜1週間にわたって放送されました。「puujee」もこの中に入り、さらに最後の12本にも選ばれてしまいました。
残った作品は、韓国、中国、タイ、アメリカ、カナダ、ロシア、ニュージーランド、イスラエル、デンマークと世界中から集まった力作ばかり。
「puujee」は放送後、視聴者の反響がダントツに良く、テレビ局への書き込みが一番多くなっていましたので、「観客賞」というのは頂けるかなと思っていましたが、最終日のしかも映画祭終了直前に、韓国の干潟閉め切り(諫早湾とまったく同じ愚行)を
告発した、とても意識の高い作品
「To LiveーSaveOurSaemankum」にわずか6票差でに抜かれました。
生放送されている授賞式の会場で、知り合いになった監督たちの作品が次々に受賞するのを見守りながら
「でも、来て良かったね」
とプロデューサーの本所と虚脱していると、
突然プレゼンターの「puujee」の声。
まさか、まさかのグランプリでした。
仲良くなった監督たちやボランティアの若者の大声援に背中を押されながら、やっとの思いでステージに上がりました。
アフリカはビクトリアの滝にあるデンジャーポイントという岩稜を初トレースした時以上に膝ががくがく。
プレゼンターのインタビューがまた難しい。
「こういうドラマティックな出来事に出会った時、監督はどういう気構えで撮影を続けるのか?」
突然で、しかも英語で、通訳無し。
無理。
何を話したのか分かりませんが、美人のプレゼンターの顔がみるみる曇っていったので、支離滅裂であったことだけは間違いありません。仕切り直し的な大きな音楽が流れてくれて、解放されました。
事後、審査員長であったサンダンス映画祭のディレクターGeoffrey Gilmore さんやテレビでよく見かける米ABCのキャスターLee Ann KIm さんらに、個人的に評価をいただきました。
異口同音に曰く。
「とてもユニバーサルな映画だ」
嬉しいですね、これは。
「puujee」は、かなり説明の少ない映画です。それでもちゃんと伝わってくれたんですね。
日本から参加した審査員、NHKの村田秀夫氏が私の気持ちを見事に代弁してくれました。
「国や民族が違っても感性は同一なのだと言うことを確認できて嬉しい」と。
感動的な映画祭の幕切れでした。
思えばこの映画祭に参加できたのは、今年3月に東京で開かれた EARTH VISION地球環境映像祭に参加した時、「puujee」を
好きになってくれた韓国EBSのGunny Hyoungさんが参加を勧めてくれ、その後も事務手続きが苦手な私たちを見限ることもなく、お尻を叩き続けてくれたおかげです。
今回は直前に大阪の阿倍野ニューマンドキュメンタリー映画祭にゲストとして参加して、そのままソウルの映画祭に参加という映画祭のはしごでした。映画祭マニアになったわけではありませんが、今回お知り合いになったサンダンス映画祭にも参加することにしました。世界のインディペンデント映画の祭典です。
参加することに意義ありというやつです。
はたして、ノミネートできるかどうか?
どうかご声援下さい。
(やまだ)


山田 和也 監督作品
2006年/日本映画/長編ドキュメンタリー/カラー/110分/puujee製作委員会
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